映画「めがね」
ある南の島の宿にやって来た主人公・タエコ。宿に
集う人々のゆったりとした感覚になじめず、宿を出ようと
するが、結局宿に戻り、人々とともに何もなくただ
たそがれるだけの日々を過ごすことになる。
気持ちがいいほど出来事が何も起こらない映画。
誰も死なないし、恋愛もない。登場人物の人となりの
断片は明らかにされるが、主人公を含め完全には
わからないままで映画は終わる。
タエコははじめこの宿のことを嫌っていたが、この島に
来たということは、元々たそがれを求めていたのだ
と思う。でなければ、もっと騒がしいところで過ごせば
いいのだから。


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