こまつ座・シス・カンパニー「ロマンス」
8月21日(火)13時30分開演。世田谷パブリックシアター。
ロシアの劇作家チェーホフの評伝劇。「ボードビル」に憧れた
少年期から、優秀な医師となりサハリンに赴任し、モスクワ芸術座
での成功(しかし彼は演出に不満を抱いていた)、妻となるオリガ・
クニッペルと出会い、結核により妹のマリヤに後を託し短い一生を
終えるまでをたくましい周辺人物たちとのエピソードを通して描く。
私はチェーホフについて全く知識がなく、著作も読んだことがない。
だから、あらかじめ知っていればもっと楽しめたのかもしれないと思った。
例えば、彼が目指していた「ボードビル」(アメリカの「ボードビル」
とは違うらしい)とはどんなものだったのか。パンフレットを買って
読んではみたが、いまいちつかめなかった。
しかし、役者陣(大竹しのぶ・松たか子・段田安則・生瀬勝久・
井上芳雄・木場勝己=敬称略)の演技を観るだけでも、この公演は
十分価値があると思える。台本の完成が開演直前までずれこむという
(ある種お約束の)事態にもかかわらず、本当に引き込まれる魅力が
あった。


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